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こだわりの椅子さがし♡ 番外編②

皆さま、こんにちわ(*^_^*)

今日は、こだわりの椅子さがし、“番外編②”ということで、椅子の張り地のご紹介を

させていただきますね♬

 

まず今日ご紹介するのは、“本革” 。

椅子やソファーなどで、本革っといえば、ちょっと高級感♡ありますよね~。

本革とは、皮革といわれる、動物の皮を使ったものです。

これはご存知か・・・

椅子張りでよくつかわれるのは、牛革。 “牛の皮” です!!

そして、この牛の皮にも種類があります。これは、牛さんの成長により、ランク付けされたもの。

 

①ハラコ

ハラコとは、胎児~生後間もないほどの子牛の革。短い毛のついた素材で独自の風合いがあります。

出産前に死亡した牝牛のお腹にいた腹子や、死産した子牛から採られるため、ほどんど市場に出回ることはありません。

ハラコは最高級素材。通常販売されているものはポニーなどをハラコと称して販売しているケースがほとんどです・・・

 

②カーフスキン

カーフスキンとは、生後6ヶ月以内の子牛の革。牛革の中でももっとも上質な素材とされています。

大人の牛の革と比較してキメが細かく柔らかく、軽い。ハラコよりも丈夫。

すべての皮革素材の中でも上質なアイテムですが、希少価値が高く、手に入りにくい革です・・・

 

③キップスキン

キップスキンとは、生後1年以内の子牛の革。カーフスキンについで上質な皮であるとされていて、

高級ブランドで用いられやすい革です。

 

④ステアハイド

生後2年を経過したオス牛の革。

生後3ヶ月~6ヶ月の間に去勢されており、去勢されていないオス牛の革(ブルハイド)と比較して革質がやわらかい。

厚みが均等であり、様々な用途に使用可能です。主に食用として生育されているため供給が安定しており、

牛革の中で最も一般的に使用されます。

 

⑤カウハイド

カウハイドとは、生後2年を経過し、出産を経験したメスの牛の革。皮の厚さはオス牛ほどなく、やや柔らかさをもっています。

出産を経験しているため、お腹の繊維密度が荒くなっています。

 

⑥ブルハイド

ブルハイドとは、生後2年を経過し、去勢されいないオス牛の革。

牛革の中でももっとも固く丈夫である一方、柔らかさはありませんので汎用性はありません。

去勢されていない牛は、オス同士で決闘を繰り返すことが多く、傷付いていることが多いため、

ワイルドな革製品の加工に向いています。

 

以上の6種類が大まかなランクです。

家具に使われる皮で一番多いのは、④ステアハイド

ステアは丈夫な皮なので、比較的お手入れが簡単です。

また、手の脂が馴染みやすいのも特徴で、皮ながらのエイジングを楽しみたい人にもおすすめなのです♡

 

そして、牛皮について、もう一つポイント!

牛皮には、牛さんの生きてきた印が隠されています。

これは、天然だからこその味わいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牛皮の傷もさまざま♡ 治りキズ、血筋、生きジワ、差し毛、グラブ・・・。

お腹部分にはシボが荒くやわらかいといった特徴もあります。

この牛さんマークを原皮から職人さんが厳選する!!それも重要なポイントのようです♡

 

そして、牛皮の仕上げについて。

牛皮から牛革になる!といえば分かりやすい・・・

動物の皮は放っておくとすぐに腐ってしまいます。

そこで植物タンニンや化学薬品を使い、皮が腐ったり剥製の皮のようにカチカチに固まるのを防ぐために

柔らかくする処置をします。これが 鞣し(なめし)加工といいます

工程は、こんな感じです・・・

①毛を取り除く→②脂肪やたんぱく質を分解する→③表面を滑らかにする

乾燥させる→⑤厚みを均等に整える→⑥色をつける→⑦再度乾燥させる→⑧塗装する

 

鞣し加工された革に染料を使い色を付けたり、オイルやウレタンで仕上げをすることにより、

さまざまな風合いの牛革になります。それが、⑥⑦⑧の工程です。

塗装によって、色や質感も変わってきます。

重要なポイントである、メンテナンス性も変わります。

 

●アニリン仕上げ・・・染料のみの仕上げ。革の質感を感じられるが、色移りする。

●顔料仕上げ…鮮やかな発色と汚れへの耐性が魅力。革の質感は薄い。

→たくさんのカラーバリエーションがあるのはこの染料仕上げが主流!!

 (フジファニチアのマテリアルより・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●オイルレザー・・・タンニンなめしを施す際にオイルを染み込ませて革をよりしなやかにし、

耐久性を増した革。オイルを染み込ませるので、しっとりとした触り心地に艶やかな上品な光沢がある。

 (フジファニチアのマテリアルより・・・) 

オイルレザー調・・・

オイルレザーの工程を経た後にウレタンコーティングを施したオイル調革の張り地。

風合いはそのままに、椅子張りとしてメンテナンスを考えてウレタン仕上げにしてあります。

 

 

 

 

 

●セミアニリン・・・染料に少量の顔料を加えた塗料を用いて仕上げたセミアニリン革。

塗装膜が非常に薄く、表面は柔らかい手触りに。塗装膜を薄く抑えるので、

革の質感を残しながらもある程度、汚れに強い仕上がりに。

 (フジファニチアのマテリアルより・・・)

 

 

 

 

 

★セミアニリン仕上げは、上質な革が使われていて、革本来の質感が楽しめます。

汚れへの耐性もあるとても魅力的な仕上げ方法なので、「良い革製品を長く愛用したい」

と考えている人におすすめです♡

 

最後に本革のお手入れについて。

本革は使えば使うほど、その革の味わいが深くなります。

永く大切に使い続けていただくためにお手入れも大切です。

なんだか難しそう・・面倒だ・・・と思われている方も多いのでは・・・

ですが、日々のお手入れは、

①湿らせたやわらかいタオルでふく→②乾いたやわらかいタオルでふく

だけです。こすりすぎには、注意です!!

 

そして、大掃除のタイミングや汚れが気になるとき。季節の変わり目などに

少し手をかけて、メンテナンスしてやります♡

①掃除機でゴミを吸い取る→②湿らせたやわらかいタオルでふく→②乾いたやわらかいタオルでふく

③クリーナーまたは、薄めた洗剤で汚れをふき取る→④乾かす→

⑤革用保護クリームを塗りこむ→⑥乾かす

こんな感じです。

こうしてやることで、革は、年数とともに、素敵に仕上がっていきます。

ぜひ、ご参考にお願いします。

 

では、こだわりの椅子探し 番外編② いかがでしたでしょうか?

次は、おすすめファブリック(布)についてもご紹介させていただきますね~(*^_^*)

それでは、また、次回♪

お楽しみに~٩( ”ω” )و