“Table Wear” のお勧め♡ ⑤
2020.06.12皆さま、こんにちは(*´▽`*)
いよいよ梅雨がやってきました・・・
少しテンション下がり気味のわたくしでございます。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか???
今日は先日からご紹介させていただいております、“波佐見焼” ♡
もう一つ窯元さんをご紹介させていただきます♪
それは “利左エ門窯” さんでございます。
まずはご紹介から。
(利左エ門窯 公式HPより引用)
波佐見焼の誕生は、今から400年も前に遡ります。
慶長3年(1598年)文禄・慶長の役に参加した大村藩主・大村嘉前が連れ帰った朝鮮の陶工李祐慶が、
波佐見町下稗木場窯や村木の畑の原・古皿屋などに階段状連房登窯を築き、
やきものづくりを始めたと伝えられています。
利左エ門窯は、豊かな自然に囲まれた波佐見の地で江戸時代中期から藩窯業発展の要の役なすなどして、
産地と共に歩んで現在にいたっています。
1968年に窯を初代の名から『利左エ門窯』と命名し1991年 波佐見焼発祥の地 稗木場に移転、当代で13代になります。
いにしえの伝統を受け継ぎながら、現代の多彩な食生活に合うモダンで温かみのある器を作陶しております。
手仕事の技・人の温もりを感じながら時間を重ねることで、器の変化を楽しんでいただけたら幸いです。
利左エ門窯元 13代 武村 利左エ門
〇利左エ門窯さんは、生地作りから焼成まで窯業界では珍しい、一貫生産の窯元さんです。
食器から茶道具まで先祖から受け継いだ技法に甘んじることなく、
現代の生活に合うモダンでスタイリッシュな器を作り続けています。
そして、先日からご紹介している窯元さんは主に磁器を製作されていますが、
利左エ門窯は陶器です!!! “つち物” なのです!
優れた技術を持つ職人さんたちの手仕事で、「用と美」を追求されている希少な窯元さんでございます。
★利左エ門窯さんのHPには、技法のムービーが掲載!!
せっかくなので、ご紹介させていただきます(*’ω’*)
〇生地づくり
石膏の外型に陶土を入れて回転させながらへらを押し当て、
うつわの生地を成型します。天日での乾燥と乾いた石膏が吸い取る水分により
陶土がわずかに収縮し、取り外す事ができます。
もちろん高台などの削りも手仕事で、丹念に仕上げていきます。
〇飛び鉋(カンナ)
生地に化粧土を塗り適度に乾燥させてから特殊なハガネの道具(カンナ)を押し当て、
表面でカタカタと(カンナ)飛び跳ねる事により、化粧土を削り美しい紋様が浮かび上がります。
熟練した職人だけができる昔から受け継がれた特殊な技法です。
※このカンナも職人がこだわり、市販の物は使わず全部自分で作ります。
〇手彫り
削り専用の特殊な道具を使い彫りの深さと広さを一様に揃えて紋様を作り上げていく
「しのぎ」という技法です。ひとつひとつ丁寧に彫っていきます。
この作業は、水分を保ちながら適度に乾燥した生地で行われます。
乾燥のタイミングと素早い仕事が求められます。熟練の職人が成せる技です。
〇ロクロ成型
これこそが熟練された職人さんだけがなせる技です。
変幻自在に形をかえる土の姿に引き込まれつい見入ってしまいます。
一品モノとは違い同じ大きさ形を素早く何個も作る技術こそが
波佐見焼の伝統を引き継ぐ職人そのものなのです。
〇施釉
磁器とは違い釉薬の中に沈める時間は8秒、
たっぷりと釉薬を吸い込ませムラにならないよう一気に引き上げます。
時間をかける事によって、より深みのある色合いになります。
窯上がりの発色にも影響しますので釉薬の管理と引き上げるときには、特に気を使います。
〇本焼成
約1250℃で焼成し釉薬を生地に溶け込ませます。
毎回、気温や湿度、風などにより微妙な発色の違いがあり長年の経験をもとに、
焼成中の火の調整を行うとても神経を使う長時間の作業です 。
(※熟練の職人でも特殊な焼き方に大変苦労して窯焚きをしています。)
窯から出すときに温度差で収縮し焼き物が奏でるチンチンという音が窯場に響きます。
この音を聴きながらよく焼けた時が一番の喜びです。
いかがでしょうか٩( ”ω” )و
なんだかうっとりしてしまう、職人技術♡
ぜひ、HPでムービーをご覧くださませ。
それでは、次回は、利左エ門窯さんの商品シリーズをご紹介させていただきます♡
お楽しみに~٩( ”ω” )و